日本人にとっての炊きたてご飯
こんにちは。
かりおもんの渡部(わたなべ)です。
唐突ではありますが、ほとんどの日本人はご家庭でご飯を食べる時、ご自身でお米を炊きます。
コーヒー発祥の地であるアフリカ・エチオピアの一般家庭では、
日本人が家庭でご飯(お米)を食べる時、ご自身でお米を研いで、釜でお米を炊くのと同様に
コーヒー生豆をフライパンで煎り、臼(ウス)と杵(キネ)で粉に挽き、ポットでコーヒーを煮立てて香りを楽しみながらコーヒーを飲むのです。
煎って、挽いて、淹れることが一連の工程なのです。
日本人が炊きたてのご飯がすばらしいことを知っているように、
エチオピアの人達は、煎りたて、挽きたて、淹れたてコーヒーの香味がすばらしいことを知っているからだと思います。
さすがに、エチオピアの人達のように、ご家庭でコーヒー豆を焙煎するのはなかなかできない事ですが、ご家庭でコーヒー豆を煎るのであれば、手網焙煎にチャレンジするのも良いかもしれません。
日本でのコーヒー事情
残念ながら、日本ではすばらしいコーヒーを飲んでいる方というのはごく少数ではないかと思っています。
なぜなら
- 「焙煎日」が明記されたコーヒー豆が販売されていない
→ 新鮮かどうかの判断ができない - 粉に挽かれた状態で販売されているコーヒーが大半である
→ コーヒーの劣化が早まる
炊きたてのご飯や、採りたての野菜を購入することにはこだわるのに
何故、コーヒーを購入する時に「新鮮さ」にこだわる方は少ないのでしょうか。
「かりおもん」は約束します
なんだ、そんなことか。
普通のことじゃないか。
と思われるかもしれません。
でも、ご購入されたコーヒー豆が「新鮮」かどうかの判断基準になるのが「焙煎日」です。
ご家庭で日常のコーヒーを飲まれる方には「焙煎日」を意識していただきたいのです。
「かりおもん」では、粉に挽いてのお渡しはしていません。
粉に挽いてくれないのは、お店側の押しつけじゃないかと思われてしまうかもしれません。。。
コーヒー豆は焙煎直後から「酸化」が始まっています。
「酸化」とは、つまりコーヒーの劣化です。
さらに、コーヒー豆は粉にした瞬間から酸化が一気に加速して劣化が早まってしまいます。
粉に挽くと空気に触れる表面積が広くなってしまうためで、豆の状態と比較にならないほど劣化スピードが上がります。
粉の状態での保存では、新鮮な風味がすぐに無くなってしまいます。
だから、飲む直前に今回淹れる分量のコーヒー豆をご自分で挽いていただきたいのです。
最初は面倒に感じてしまうかもしれませんが、ご自身でコーヒーミルをガリガリやるのも楽しいものです。
香りを嗅ぐ楽しみも増えますよ!